部材を買いに行き,取り外してしまうところまできていましたが,新たな課題が生まれました。完全に取り外すところから張り替え完成までを書こうと思います。
雨樋(あまどい)が波板を突き抜ける
新たな課題というのがこれ↓
雨樋が屋根を突き抜けて物干しスペースの中に入っています。なぜこんなことになっているかというと,家の建築時にチェックを受けて,その後に外構で付けたそう。最初から付けていると固定資産税に関係しますからね。ウチもそうしよう。というか自分でつくりたい。
これはそんなに問題でもないと思いきや,白いブニブニのゴムみたいなもので隙間が埋められています。調べると,隙間を目地材でふさぐ「コーキング」というらしい。目地材は「シリコンシーラント」でしょう。昔施工しているのを見たことがあります。これがなんせ取りにくい。指で引っ張っても取れません。
何か使えないかと妻の実家の小屋を探っていると…。ありました。ナイフが。ナイフでシーラントを切ります。
写真が見にくいですが,ヘラで削り取るように切り離しました。課題を解決し,無事に撤去完了。
ポリカ波板を並べて穴をあける位置を決める
波板にはフックを挿す穴を開ける必要があるのですが,
①どの高さに空けるかと,
②どの山に空けるか
という2つのことを考える必要があります。取り外した波板と重ねて,高さ(タテ位置)は決まりました。新たな波板の方が4cm短いので,そのへんは実際に置いて調整しました。
どの山(ヨコ位置)に穴を空けるかという点は,実際に置くのが一番だと考えました。重ねる幅を失敗すると端が空いてしまったり,はみ出たりすることになります。
どれだけ重ねるかはコメリのサイトで勉強させていただきました。動画もあります。これでいくと,重ね幅は2.5山以上がよいとのこと。
並べて調整して…基本的に3.5山を重ねて,1カ所だけ2.5山を重ねることにしました。
フックを挿す穴を空ける
穴をあける位置を決める
まずは穴の高さ(タテ位置)を決めます。波板が4cm短い分を調整して,ペンでマーク。
物干しの一番端になる部分は1山分フレームに入ってしまうので,端から2山目に穴を開けます。上に乗せたままだと作業がしにくいので,一度下ろします。
全ての穴の一を決めたら,ドリルで穴をあけていきます。ドリルの太さは5.5mmにしました。それは,この道具に書いてあったから。
その名も「波板横滑り防止ガイド」。群馬の会社で特許を取っています。これがスグレモノ!
この道具を店で見るまでは,ドリル横滑りするなんて発想はありませんでしたが,確かに山の頂に垂直に穴を開けるのは容易ではなさそうです。横に滑るのがイメージできます。サクサク穴を開けることができました。
ひとつ考えたのは,地面で穴を開けると,貫通したドリルが地面にあたります。ですので,下に新聞紙をひいて,クッションになるようにしました。
雨樋が通る部分を切る
コーキングを取り除くのに苦戦した部分の波板を今度は切ります。取り外した波板と重ねてマーク。
波板をカットするためのハサミがあるらしいのですが,切るつもりはなかったので倉庫にあったハサミで切ります。まっすぐなハサミだとバキバキ割れます。割れを最小限におさえつつ…。
カット完了。古いものとは違って,雨樋の奥の部分が残るようにしました。
屋根に並べてフックで固定する
ここまできたらもう気持ちよく作業は進みます。
雨樋の部分から設置して。フックを穴に通して90渡回転。
…ん? なんか,ゆとりがある。外れはしないけど,A型の僕はなんか気持ち悪い。
店で悩んだフックの長さ。選択を間違えました。2mm短いのを買うべきだった…。このままつけてしまうか,買いに走るか。悩んだ末に,仕事に行っていた義父さんにお願いして買ってきてもらいました。
最初に店で考えたときには,このように長さを考えました↓
左がもともとついていたもの,真ん中が最初に買った23mm,右が義父に買ってきてもらった21mm。23mmでもちょっと短めを買ったつもりだったのですが,これでも長かった。
結果的にはフックの長さは↓のように考えるべきですね。
古いフックにもかつてはクッション材がついていたということでしょうか?
買ってきてもらったフックをササッとつけて…完成しました!
次の日は雨だったのですが,雨漏りなどはなさそうです。
あぁ楽しかった(^O^)