4ヶ月前に中古で買ったコンポ(X-HM50)のディスクトレイが開かなくなりました…。
もともと壊れているものを修理して使うつもりだったので,「ついにきたか」という感じです。
実はディスクを読まなくなって,分解してレンズをクリーニングしたのが3か月前。
今回,最終的には修理できましたが…近いうちにまた不具合が起こりそうです。
修理して使う前提で買う
仕事の環境に音楽を流したくなって,中古でいいものはないかと探し始めたのが半年前。
近くの HARD OFF で確か8000円くらい。もうちょっと高かったかな?
2011年製なので,6年前のもの。
店に並んでいた時には,完全に動く状態で,左右のスピーカーもセット。(リモコンがなかった)
中古だし,すぐに不具合が出るだろうとは思ったけど,いろいろ調べると「ディスクトレイが開かなくなるのは,修理が簡単」ということを知り,修理するのも楽しそうだし,買っちゃった。
…すると,見事に3週間くらいでCDを読まなくなるようになる。早っ!
これも修理は簡単だということで,やってみた。
コンポをいじるのは初めてだったけど,これが成功!すげぇな,やってみるもんやな。
「これで1年間くらいは使えるやろう」と,思いきや…。トレイが空かなくなる。早っ!
修理したのこの前だし,分解の仕方とかまだ覚えてるし,まぁいいか。やってみよう。
ねじを外す
まずはねじを外していきます。もちろん,電源コードは抜いた状態でね。
両サイドの4つと,後ろの4つ。黒いねじは外しません。
両サイドを下から持ち,広げるようにして開けると…
前の方が引っかかるようになっているので,後ろを持ち上げる。前のツメに引っかかってるのを取るのはなんか難しい。けど,ウニョウニョしてたらガコンと取れるw。
上には,iPodのドックがついていて,そこにコードがつながってるので注意。
このコードを白いプラグの部分から抜く。…結構力がいる。爪が痛い。
無事に開くと↓
コードを抜いて基盤を外す
基板についているコードを抜いていきます。
白いプラグがついているものは,両サイドを持ち上げながら,少しずつ抜いていきます。…爪が痛い。
コードを引っぱってもいいのだろうけど,コードが切れそうで怖い。
どんどん抜いていきます。
平らな帯のようなコードは,コード事態を抜いていきます。↓
間違って,黒いピンを基盤から抜こうとすると,大変なことに…
初めてトライしたときに,力づくで抜きかけました。(^^;)
全部抜いたら,基盤をとめているネジを取ります↓
そして,基盤を取り外す。
前面のパネルを外す
電源ボタンやボリュームの調節ダイアルなどがついている前面のパネルを外すためには,ネジを4つ取ります。
下の2つと…
サイドの2つ。
ここにはアースの役割?をするようなコードがつながっています。組み立て時に忘れないようにしないといけません。
ちなみに僕は,外したネジはこのように順番に並べていくようにしています。
小さい時には,セロハンテープの接着面を上にして,転がらないように置いていきます。
前面パネルを引き出すと,コードが数カ所つながっているのがわかります。これも抜いてしまいます。
できました。
ディスクのユニットを取り外す
いよいよディスクが見えてきました。
このディスクトレイを読み込むユニットごと取り外します。
よく見ると,奥深くにネジが…
4つ外すと…
取れました!
注意しないといけないのは,裏にコードがつながっているところ。冷静に外します。
さらに,ネジを4つ外して,カバーのようなものを外します。
すると…だいぶ見えてきました。
ディスクトレーを外してゴムベルトを取る
ゴムベルトまでもうひといき。
ディスクトレーは閉まったままです。力尽くで開けようと思っても開きません。裏側を見ると↓のような突起があるので,これをスライド。
すると,ガシャンといって,ディスクを持ち上げていた読み取り部分が下がります。
手で,ディスクトレーをスライドできるようになりました。
ゆっくりスライドさせると…
ありました!このゴムベルトが硬くなったり,緩くなったりして開かなくなるのだそう。
取り外します。
替えのゴムベルトを買って,ゴムを替える
交換するゴムベルトはネットで検索すれば出てきます。
しかし,すぐに替えたい僕は…待てない。ということで,替わりのものになるゴムを探しに行きます。
よくある飴色の輪ゴムだと,すぐにのびてしまいそうなので,劣化しにくいものを探します。
しかしなかなか見つからず…。店員さんに聞くと「ゴム…ですよねぇ。こんなのはないですねぇ。補修リングとはまた違いますもんねぇ…」
ということで,ゴムの売り場をチェックし,水道関連の売り場に行きます。
補修リング…ありました。
確かに似ている!
ピッタリのサイズはないけど,「使用したオーリングはやや大きくなっている場合があります」って書いているし,一番サイズが近いけどちょっと小さめのものを買います。
サイズ感はこんな感じ。
グイグイ引っ張って,伸ばしておいて,装着。
あとは,分解の逆手順で組み立てていきます。逆はけっこう早い。
コードを必要以上にさわらなければ,だいたい挿す位置にコードがくるから。
完成!
チェックして完成
思ったよりも簡単でした。コンセントを挿して,電源をポチっ。…。…。
…。…。
つかない。あれ?
ゴムを替えただけなのに…。
フューズを確認。切れてない。
いろいろさわってみて,分解と組み立てを繰り返してみても…電源が入らない。
押すと「チッ」というので,何かが動こうとはしているみたいだけど,電源が入らない。
ディスプレイ部分にも何も出ない。
…試しに,ゴムつけずに組み立てて電源ON。着いた!着きました。
ゴムのせいか。たしかにキツそうだけど,それを感知しているのか…?。
仕方がないので,ゴムは専用のものを買うようにした。
もとのゴムに戻してスイッチオン。…着いた!よかった。
ゴムが原因だったか。
ちなみにOPENを押してみると…
おい!開くやんけ!
なぜ開くようになったのかは謎のまま。
…だって,実質は開けて閉めただけだから。
不思議ですね。
いずれにせよ,次に動かなくなる日も近いと思うので,ゴムバンドを注文しておきます。
次は専用のものを使う!